
はじめに
2025年3月29日、東京・有明アリーナで開催された格闘技イベント「RISE ELDORADO 2025」にて、人気格闘家YA-MAN(ヤーマン)がプロキャリア初となるKO負けを喫しました。対戦相手は、世界トップクラスの実力を誇るミゲール・トリンダーデ選手。試合は序盤から終始トリンダーデがペースを握り、YA-MANは防戦一方の展開に。
それにもかかわらず、試合後のインタビューでYA-MANは「そんなに効いてない」「ぶっちゃけ出られる」と前向きなコメントを残し、5月4日に東京ドームで開催予定の『RIZIN男祭り』への出場を希望。この記事では、YA-MANの発言の背景や出場の可能性について、詳しく掘り下げていきます。
YA-MANの歩みと今回の試合の意味
YA-MANは、RISEとRIZINという日本を代表する2大格闘技イベントで活躍する注目ファイターです。2023年には朝倉未来選手にKO勝ちし、その名を一気に全国区へと押し上げました。それ以降、勢いに乗る彼の動向には常に高い関心が寄せられていました。
しかし今回の試合では、GLORYフェザー級ランキング1位に位置するトリンダーデ選手の前に完敗。1ラウンドから圧倒され、強烈な左フックでダウンを奪われると、その後も反撃の糸口をつかめず、3ラウンド目には再びダウンを奪われてTKO負けを喫しました。YA-MANにとっては大きな挫折でありながら、彼は「体のダメージは少ない」と語り、すでに次戦への意欲を見せています。
YA-MANが『RIZIN男祭り』への出場を望む理由は、国内最大級のイベントで再起のチャンスをつかみたいという思いと、ファンの期待に応えたいという強い気持ちが背景にあると考えられます。SNSでも「負けても出てほしい」という応援コメントが多数寄せられており、彼の人気の高さを裏付けています。
ミゲール・トリンダーデ選手の圧倒的な強さ
トリンダーデ選手は、ヨーロッパを中心に活躍するトップクラスのファイター。今回が日本初参戦となりましたが、その実力は本物でした。試合開始直後から積極的に攻撃を仕掛け、鋭い左フックでYA-MANを幾度となくぐらつかせました。
3ラウンド目には、再び左フックでダウンを奪取。ここでYA-MANのセコンドがタオルを投入し、TKO勝利が決定しました。試合後には「奥さん、愛してます。勝利を届けられて嬉しい」と笑顔で語り、強さだけでなく愛情深い一面も披露しました。
RIZIN運営の見解と出場の可能性
RIZINの榊原信行CEOは、KO負けした選手について「基本的に次の大会には出場させない方針」と明言しており、安全面や選手保護の観点から慎重な判断が求められています。YA-MANの今回のKO負けは、その方針に明確に抵触する可能性があります。
また、榊原氏は朝倉未来選手の次戦の対戦相手として複数の候補を挙げており、YA-MANもその一人に含まれていたとされています。しかし、今回の敗北により、出場ラインから外れる可能性が高いとの見方も出ています。
さらに注目されるのが、鈴木千裕選手とカルシャガ・ダウトベック選手の一戦。この試合の結果によっては、朝倉未来選手の次戦の対戦カードが決まり、それに伴ってYA-MANの出場余地がなくなる可能性もあります。
とはいえ、YA-MANが早期に回復し、ドクターの診断で出場が可能と判断されれば、状況が変わることもあり得ます。過去には、ファンの声やSNSでの反響が運営の決定に影響を与えた例もあるため、希望が完全に断たれたわけではありません。
今後への注目とまとめ
YA-MANは、自身初となるKO負けという厳しい結果にもかかわらず、試合直後から次のステージを見据えるというプロ意識を見せました。これは彼の強さの一面であり、多くのファンが再起を期待する理由でもあります。
ただし、現時点ではRIZIN男祭りへの出場は極めて不透明です。運営側の方針、他選手の試合結果、そしてYA-MAN自身の回復状況──それらすべてが重なって初めて実現への道が見えてくるでしょう。
格闘技の世界では、一晩で情勢が一変することも珍しくありません。YA-MANがどのように立ち直り、次に何を見せてくれるのか。今後の動向に引き続き注目です。
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