
序章:3球で3本の衝撃
2025年3月30日(日本時間)、ニューヨーク・ヤンキースが行ったブルワーズ戦で起きた「3球連続ホームラン」が、世界中の野球ファンを驚かせました。この歴史的瞬間は、試合の冒頭、先頭の3人の打者が、それぞれ初球をホームランにしたという信じられない出来事でした。本記事では、この偉業の詳細とその価値、そして試合の流れや選手たちの活躍について、わかりやすく解説します。
試合の舞台と流れ
2025年シーズン序盤、ヤンキースはアメリカンリーグの強豪として、ブルワーズとの一戦に臨みました。試合はニューヨーク・ヤンキースの本拠地「ヤンキー・スタジアム」で行われ、満員の観客が見守る中で始まりました。ブルワーズの先発は、昨シーズンまでヤンキースに所属していたネスター・コルテス。古巣相手の登板ということで注目を集めていました。
試合は開始直後からヤンキースが圧倒。1回の攻撃で、たった3球で3本のホームランが飛び出し、観客は総立ちに。最終的にヤンキースは20対9で勝利を収めましたが、その1回表のインパクトは、試合全体の印象を決定づけるものとなりました。
奇跡の「3球連続ホームラン」
「3球連続ホームラン」とは、1回の攻撃で最初に出てきた3人の打者が、それぞれ初球をスイングし、全員がホームランを放つという信じがたい展開です。この試合では以下のような順で打者が登場しました:
- 1番:ポール・ゴールドシュミット(左中間へホームラン)
- 2番:コディ・ベリンジャー(右中間へホームラン)
- 3番:アーロン・ジャッジ(左翼へ特大ホームラン/468フィート)
通常、打者は初球を見送って球のクセを探ろうとしますし、投手も慎重に入ることが多いです。しかしこの試合では、ヤンキースの3人が積極的に初球からスイングし、完璧な打球を放ちました。これは単なる偶然ではなく、試合前の準備、相手投手の傾向の研究、そして選手の集中力とスイングの正確さが噛み合った結果です。
ジャッジの圧巻パフォーマンス
特に印象的だったのが、3番打者アーロン・ジャッジの活躍です。1回の特大ホームランに続き、3回には満塁の場面でグランドスラム(満塁本塁打)、4回には2ランホームランを放ちました。結果としてこの試合だけで3本の本塁打と8打点を記録。彼にとっては通算3度目の「1試合3本塁打」となり、ヤンキースの歴史の中でも際立つ記録です。
ジャッジの1本目のホームランは、スタットキャストによると468フィート(約143メートル)、打球速度は115マイル(約185キロ)という驚異的なものでした。これはMLB全体でもトップクラスの数値であり、その破壊力を証明するものでした。
試合全体の記録と意義
ヤンキースはこの試合で合計9本のホームランを放ち、チームとしての新記録を達成しました。この記録は、MLB全体でもわずか3回目(1999年のレッズ、2019年のブレーブスに続く)という希少なものです。さらに、初回だけで4本のホームランを記録するなど、試合の立ち上がりから終始リードを広げていきました。
また、冒頭の3本が、元チームメートであるネスター・コルテスから放たれたという点も、物語に深みを加えました。かつての仲間に対して容赦のない攻撃を見せたヤンキースの打線には、勝利への強い意志が感じられました。
歴史に刻まれる一日
この「3球連続ホームラン」は、MLBの長い歴史の中でも初の出来事です。しかもそれが、名門ヤンキースの選手たちによって成し遂げられたことで、さらに大きな意味を持ちます。野球を普段あまり見ない人でも、この記録のすごさと選手たちの実力には驚かされたことでしょう。
アーロン・ジャッジの爆発的な活躍、1試合で9本のホームランという圧倒的なチーム力、そしてすべてが完璧に重なった試合展開──2025年3月29日のこの試合は、まさに野球の魅力が凝縮された“奇跡の日”として語り継がれることでしょう。
おわりに
ヤンキースが見せた「3球連続ホームラン」は、単なる記録ではなく、野球というスポーツの奥深さと面白さを世界に示す出来事でした。こうした瞬間に立ち会えることが、スポーツ観戦の大きな魅力のひとつです。
これからのシーズンでも、ヤンキースがどんな歴史を作っていくのか。アーロン・ジャッジを中心とした強力打線が、今後も目を離せない存在であることは間違いありません。
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