
試合の概要
2025年3月2日、東京ドームシティ・プリズムホールで開催された『BreakingDown15』。 この大会のメインイベントでは、同じジム「ジャパントップチーム」に所属する白川ダーク陸斗と西谷大成が対戦。
白川は体格に優れ、過去にRIZINでも活躍してきた実力者。一方の西谷は連敗からの脱出を目指し、再起をかけた戦いに挑みました。 結果は、西谷が劇的なKO勝利を収めることに。
試合の背景
選手の状況
- 白川ダーク陸斗:MMAの大会『GROUND ZERO』で敗れて以来の試合。 RIZINにも出場経験があり、打撃力を武器にするフィジカルの強い選手。
- 西谷大成:プロMMAで3連敗中だったが、昨年12月のベアナックルルールの試合で勝利。 その勝利が自信となり、今大会への意気込みも強かった。
体格の違い
- 白川:ライト級(より重い階級)。パンチの威力や耐久力に優れる。
- 西谷:フェザー級(軽めの階級)。スピードとテクニックが武器。
この体格差をどう克服するかが、西谷にとって最大のポイントでした。
試合展開
1R:互角の打撃戦
試合開始と同時に、白川が左右のフックやハイキックを駆使して積極的に攻め込む。 特にハイキックは強烈で、西谷はプレッシャーを感じながらも冷静に対応。
しかし、西谷もすぐにカーフキック(すねを蹴る攻撃)やヒザ蹴りを織り交ぜ反撃。 お互いに譲らない展開となり、試合の緊張感は高まった。
観客席からは「どちらが先に倒れるかわからない!」という声が飛び交うほどの熱戦。
2R:白川の猛攻、西谷の耐久戦
2ラウンドに入ると、白川がさらに攻勢を強める。 左ハイキックやフックを繰り出し、西谷を追い詰める場面も。
一方、西谷はブロックとフットワークを駆使し、ダメージを最小限に抑える戦術を選択。
しかし、西谷の攻撃が単調になり、決定打を打ち込むことができず、白川のペースで試合が進む。 観客の間では「白川が押し切るか?」と期待する声もあった。
それでも、西谷は耐え抜き、冷静にカウンターのチャンスをうかがい続けた。
3R:西谷の怒涛の連打、KO勝利!
最終ラウンドが始まると、白川が勝負を決めようと前に出る。
しかしその瞬間、西谷の左フックがカウンターで炸裂! 白川はダウンし、すぐに立ち上がるものの動きが鈍くなる。
ここで西谷は一気にパンチのラッシュをかけ、白川を追い詰める。 最後は強烈な右ストレートが白川を捉え、レフェリーが試合を止めた。
この劇的なKO勝利に、会場は歓声に包まれた。
試合後のコメント
西谷大成の言葉
勝利した西谷は、マイクを手に取り、
「やべー勝っちゃった。なんかこっちが複雑やわ」
と語りました。
同門の仲間である白川に勝ったことで、単純な喜びだけでなく、複雑な感情も抱えていた様子。 また、試合中に思うように動けなかったことを振り返り、
「メインを張らせてもらって派手な試合をしようとしたけど、距離感が合わずに苦戦した」
と反省のコメントを残しました。
さらに、今後の階級についても言及し、
「バンタム級には下げられないかもしれない」
と語り、フェザー級での戦いを続ける可能性を示しました。
白川ダーク陸斗の様子
敗れた白川は、試合後に立ち上がるのも難しいほどのダメージを負いました。 特に、西谷のカーフキックが大きく影響していたようです。
関係者に支えられながらケージを後にし、怪我の状態についてもコメント。
「正直、悔しい。打ち合いに持ち込めば勝てると思ったけど、油断した」
と振り返り、敗戦のショックを隠せない様子でした。
まとめ
✅ 西谷大成が3Rで劇的なKO勝利! ✅ 体格で勝る白川に対し、西谷が根性と戦略で勝利。 ✅ この勝利をきっかけに、西谷は連敗から脱出。今後の活躍が期待される。 ✅ 白川は悔しさをにじませ、次戦でのリベンジを誓う。
BreakingDownならではの熱い試合でした!
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